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2004年7月

2004.07.22

氷点

66年 日本 監:山本薩夫 出:若尾文子、船越英二、大楠道代、津川雅彦 鑑賞日:04 07 22
 原作の小説『氷点』は64年の懸賞小説の当選作です。その後、テレビの連続ドラマとなり、3年前には『氷点2001』としてリメイクされました。
 内容はわかっているからと、真剣に見るつもりはなかったのですが、少し見ただけで、最後まで目が離せなくなってしまいました。映画なんだけれど、動く小説みたいな感じで鑑賞してしまうのは、ハラハラのストーリーであるにも関わらず、登場人物の表情や動きが自然で違和感が無いからでしょうか。テーマが、普遍的であるせいでしょうか。
 でも「ここまでやるか!」的ストーリーであるのに、結局、陽子が殺人犯の娘ではなかったとなる展開、「やっぱり僕が思っていたとおりだった」と納得する北原のセリフなどは邪魔に感じます。そこで救われた気持ちになることに意味がないような気がします。もし、そうでなかったら、陽子は、辻口家はどうなっていたんだろう、そこを避けたのでは、あれほどタブーを恐れないストーリーの結末として重みのバランスが悪いように思います。
 とはいえ、善や悪、人生に、深く切り込んだストーリーには、著者の小説に向かう真摯な姿勢がにじみ出ていて、そこに打たれます。もう一度、小説を読みたくなりました。
 本棚にあった私の文庫本『氷点』は、平成7年発行のものです。35歳のときに読んだったのだなと思い出します。前年に『泥流地帯』、『続・泥流地帯』で、初めて三浦綾子氏の小説を読んだあとのことでした。

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2004.07.20

SAS 真夏の夜の生ライブ!

7月19日 午前1時15分から 8チャンネル 出:サザン・オールスターズ 鑑賞日:04 07 19
 これまでサザンの生放送ライブは数見てきたけれど、なかでも今回のライブは秀逸! なんせ、声が出てるし、フラットしてない。パワフルにガンガン歌って、ごまかしなし! はっきり言って、これは珍しい! と私は思う。
 「サザンの醍醐味はライブ!」も、「水かけられて大喜び!」も「ハゲヅラで羽目を外す桑田さんにキャー!」ってのもわかるけど、私のように「パワー&テイスト兼ね備えヴォーカリスト桑田」や、「グレイト・ソングメイカー桑田」の「スーパー・バンド、サザン」を愛する者は、やっぱりきちんと歌ってもらわないと。
下手なカラオケを隣の部屋で聴いてるような歌を歌われたんでは、いくら録画しても、もう見る気になれません。アクト・アゲインスト・エイズの企画物コンサートでは掘り出し物のライブを見せてくれるのに、サザンのライブはいつもげんなり、それが昨日のライブはもう最高! 字幕も付いてたから、昔の曲なんて、改めて歌詞も味わえて、じっくりと浸れたし。
 お顔も身体も、去年の夏のライブあたりから、キュッと引き締まって、一段とギターが似合うし、とってもステキ! 85点くらいつけちゃいましょ。
 あとの15点は、CMと放映時間のせいで全曲見られなかったってことと、あんなにカッコイイ桑田さんなら、「真夏の果実」や「夕方Hold・on・me」「ホテル・パシフィック」も歌ってほしかったなーってこと。
 再生して何度も楽しんでいます。

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2004.07.18

ステラ

90年 アメリカ 監:J・アーマン 出:ベット・ミドラー 鑑賞日:04 07 18
ベット・ミドラー主演の感動作という一文に惹かれて見た私は、『フォーエバー・フレンズ』が大好きな感動作フェチ。でも本作では、ストーリーというか、登場人物の動きに共感できないままラストシーンを迎えてしまいました。最後の最後、ベッド・ミドラーの表情としぐさでボロ泣きはしたけれど、それは「条件反射的な泣き」だったと、見終わった3分後には、不完全燃焼を実感。「サクセス」とか、「エリート」、「良い人生」に対する基本的な考え方が、私とは違うタイプの人が作ったストーリーなんだなと処理しました。

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